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10月17日(土)
熊本 浩志 /(株)リアル・フリート代表取締役 チームエグゼクティブオフィサー   

『amadana(アマダナ)』の哲学

『amadana』の創業者 熊本浩志氏 に学ぶ!

10月17日(土)
13:00~15:00

孤高のデザイン家電ブランド『amadana』。

今回の講演は、そのamadanaの若き創業者熊本浩志氏と

先月9月のDAY STUDIOのゲスト講師としてお迎えしていた後山泰一氏とのトークセッションです。

amadanaが現在のようにメジャーになるずっと前から熊本氏と交流のあった後山氏に

amadanaのブランディングや"なぜ"そのように考えるのか、どんどん質問していただきました。

 

後:そもそも、この『amadana』というブランドは、どうやって生まれたんですか?

なぜ家電なんですか?

熊:「20代のころ、イタリアを本当の意味で知ったことがきっかけだった。イタリアにはそもそも国内に売れるものがなかった。だから、材料や特産物がなくてもできる『デザイン』を自分たちの『売り物』にした。この考え方に影響を受け、『モノを作っている人が一番すごいんじゃないか』と思ったんです。」

 
後:大手家電メーカーに就職し、そこから独立された熊本さんですが、なぜ独立しようと思ったんですか
熊:「3年たったら独立しようと思ってたんですよ。デザイン家電をやろうなんてまったく考えてはなかったですけど(笑)。独立するときには「『自分が独立することって、何の意味があるんだろう?』って考えました。そのときに、『そもそも家電を選ぶときって、もっと選択肢があってもいいんじゃないか?』って思ったんです。機能や値段だけじゃなくて、もっと他の選択肢が。それを増やしてやろうと思って。僕にとってはそれが『ブランドで選ぶ』という選択肢であり、『デザインで選ぶ』という選択肢だったんです。」
 
後:そうしてリアル・フリートを立ち上げられたわけですね。その後、amadanaにとって大きな転機になった出来事があるそうですね?
amama.JPG熊:「携帯電話をamadanaとして手がけませんかっていうオファーがきたときですね。
それまでは『わかるやつだけわかってくれればいい』っていう感覚でやってきていたんです。それが、携帯電話になれば、一気に有名になってしまう。実際、携帯電話を発売する前には9%だったブランド認知率が、販売後は56%まで跳ね上がったんですけど。
そのことが、今までにamadanaを買ってくれたお客さんを裏切ってしまうように感じられたんです。インディーズにこだわってやってたバンドが、いきなり路線を変えてメジャーデビューをしちゃうような感じ(笑)。実際携帯をやるかやらないか、社内ではかなり紛糾しました。


 
後:それを結局手がけることに決めたのは?
熊:「社内にはいろいろな意見があったんですけど、結局は、インディーズだったお客さんも、メジャーになって初めてamadanaを知ったお客さんも、両方満足させればいいじゃん、って思ったんですね。
今までのお客さんには「裏切った」ではなくて、「オレたちが育ててやった」くらいに思ってもらって。インディーズ時代のやり方もやめずに、メジャーもやっていったらいいじゃん、って。
武道館でライブもやるけど、渋谷のちっちゃいクラブでもやる、みたいなね。」

 
PA175453.JPG後:そういう転機があって、今のamadanaがあるんですね
熊:「社内にはいろんな意見があっていいと思うんです。それを束ねて、決定していく、決断していくのは僕の仕事。代表取締役っていうくらいですからね(笑)」


 後:最後に。熊本さんにとってのデザインとは、何ですか?
熊:『目で見えるような、カタチとして表現することだけがデザインのすべてではない。デザインとは意味を作っていくことです。たとえば、今までになかった"売り方やアプローチ"を考えていく。これもデザインです。』ってところですかね(笑)。


 
終始わかりやすい例えを交えながら、お話をされる熊本さん。今回も笑い声と納得のため息の溢れるイベントになりました!

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STUDIO MASTER PROFILE

熊本 浩志 /(株)リアル・フリート代表取締役 チームエグゼクティブオフィサー
熊本 浩志 /(株)リアル・フリート代表取締役 チームエグゼクティブオフィサー 1975年生まれ。99年~02年まで(株)東芝在籍。00年より家電シリーズ『atehaca』を企画、02年2月に商品化を実現。家電の固定概念を打ち破るニュープロダクトとして、様々な業界の注目を集める。02年11月(株)リアル・フリート設立。現在『amadana』『barouche』の2つの家電ブランドを展開中。07年11月NTTドコモ、NECとのブランドコラボによる”amadanaケータイ”発表。5000台の限定カラーは、予約開始後47時間で完売、話題をよぶ。09年5月、ポケットビデオカメラ”SAL”を発売。


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